【新日本】G.о.DがタイチKOでV1戦に弾み 盗んだ凶器で走り出す…行く先も解らぬまま

タイチ(左)をアイアンフィンガーフロムヘルで襲うタマ

新日本プロレス日1の後楽園ホール大会で、IWGPタッグ王者のタマ・トンガ(38)、タンガ・ロア(37)組がタイチ(40)、ザック・セイバー(33)組とのV1戦(10日、広島サンプラザホール)へ弾みをつけた。

この日のメインで両チームはバレットクラブと鈴木軍によるイリミネーションマッチで激突。2人を残して敵軍をタイチ1人に追い込んだBCだったが、タンガがオーバー・ザ・トップロープで失格となり邪道(52)だけとなってしまう。

窮地と見たタマとタンガは失格しているにもかかわらず、試合に介入する。タンガはザックに捕獲されるも、レフェリーの目を盗んだタマがリングイン。王者組から盗んでいるアイアンフィンガー・フロム・ヘルでタイチをKOし、邪道の勝利をアシストした。

凶器も勝利も強奪し続ける王者組に対し、ザックは「しょっぱいチームのG.о.D、お前ら本気で新日本一のチームだと思ってるのか? 広島で俺たちのベルトとアイアンフィンガーを返してもらうぞ」と怒りあらわ。しかし、タマはこれをあざ笑うかのようにバックステージでアイアンフィンガーと会話するしぐさを見せ「バレットクラブ大好き? おお、そうですね。僕は大好き、アイアンフィンガー。ベスト・フレンド。トモダチ。ありがとう、ありがとう…」と高笑いしながら控室へと姿を消した

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