8月9日「平和への誓い」 被爆者代表を募集 長崎市 来月31日まで

 長崎市は、8月9日の長崎原爆の日に開く平和祈念式典で「平和への誓い」を述べる被爆者代表を募集している。被爆者健康手帳の有無や国籍、居住地は不問。締め切りは3月31日午後5時半まで(当日消印有効)。
 応募資格は▽長崎で被爆し、「自らの被爆体験」を語ることができる▽核兵器廃絶や被爆体験の継承などの活動に取り組んでいる▽式典当日とリハーサルに出席できる-の全ての条件を満たす人。
 応募は申込書のほか、「自らの被爆体験」と「平和への思い」をそれぞれ400字程度で書いた文章と、これまでの活動内容をまとめた資料が必要。文章の言語も問わない。申込書類は市原爆被爆対策部調査課へ持参するか、郵送やファクスで送付する。
 募集要項と申込書は、市内全ての地域センターや長崎原爆資料館で配布している。市ホームページからもダウンロードできる。申込書と募集要項は、英中韓の3カ国語もある。被爆者と識者でつくる審査会で5月下旬までに選定する予定。
 同課の林尚之課長は「核兵器禁止条約の後押しのためにも、被爆者の声を世界に届けたい。多くの応募を期待している」と話した。

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