【新型コロナ】横浜で30~90代の4人死亡、新たに71人感染確認 高齢者施設でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は2日、市内に住む30~90代の男女4人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~90代の男女71人の感染を新たに確認。60~70代の男女2人が中等症、62人が軽症または無症状、7人の症状は不明。28人の感染経路が分かっていない。1日当たりの新規感染者数が100人を下回るのは、昨年12月21日以来という。

 市によると、亡くなった4人のうち30代男性はてんかんの基礎疾患があり、1月30日にけいれん発作と発熱で救急搬送されて陽性が判明。新型コロナ感染症が誘因となったけいれんの持続が死因という。

 90代の女性2人はクラスター(感染者集団)が発生した港南台病院(港南区)の患者と介護老人保健施設の利用者で、80代男性は利用者1人が感染した通所介護施設に通っていた。3人はそれぞれ1月下旬に陽性が判明していた。

 これまで3人の陽性が確認されていた市内の高齢者グループホームでは、新たに職員1人と利用者2人の感染が判明。市はクラスターが発生したと認定した。

 市内のクラスター関連では、横浜新都市脳神経外科病院(青葉区)、市立みなと赤十字病院(中区)、高齢者施設4施設で、それぞれ新たに1~3人の感染が確認された。

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