【クイーンC】1週前追い切り〝逸走娘〟リフレイムがスムーズなコーナリングで軽快な動き

軽快な動きを見せたリフレイム

昨夏、新潟の新馬戦で直線、大きく外側に逸走し、外ラチを通りながらも逃げ切る衝撃のデビュー戦を飾り、次走、東京の1勝クラスでは5馬身差の快勝と2戦ともに圧巻のパフォーマンスを披露。重賞初挑戦となった前走(京王杯2歳S)では、直線でなかなか前が開かず外に切り返すロスもあり、5着となったがゴール前の伸びは目立っていただけに、巻き返しを期す今回は、春のクラシック戦線へ向けても重要な一戦となる。

注目の1週前追い切りは、ほとんどの馬が調教を終え、静かな南コースの角馬場で入念に体をほぐした後、木幡巧が騎乗し、ウッド4ハロンから単走。鞍上とのコンタクト、コーナリングもスムーズに直線を迎えると、馬場の真ん中を馬なりのままラスト12・8秒(55・5―39・8秒)で軽快に駆け抜けた。

見届けた黒岩調教師は「今回は先週、今週とウッドコースで追い切ったが、操縦性も悪くなかったし、いい負荷を掛けられている。前回は中1週で疲れが残っていたが、今回はフレッシュさを残しつつ、調整できていますし、掛けたい負荷は掛けられている。仕上がりすぎないよう今週末、来週はサラッとやる程度で」と順調度合いに納得の口ぶり。

反撃の態勢は着々と整いつつある。

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