華やか 県庁に「眼鏡橋」 県産菊と洋花でアレンジ

県産菊などで眼鏡橋をかたどった作品=県庁

 新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ花卉(かき)の需要回復に向け、県花き振興協議会は4日から、観光名所の眼鏡橋などを県産菊と洋花で華やかにかたどったアレンジメント作品を長崎県庁1階に展示している。9日まで。
 長崎花商協同組合によると、新型コロナの影響で葬儀や結婚式が小規模となり「夜の街」の飲食店客も減少したため、花の注文が激減。花卉業界は厳しい経営環境にさらされているという。
 アレンジしたのは県内の花屋5店。県産の白菊計5千本と洋花などを組み合わせ、眼鏡橋や帆船をかたどったり、コロナ禍の助け合いをイメージした「結」の文字を表現したりしている。
 同組合は「菊と洋花を使った新しいアレンジメントを見てもらい、需要を喚起したい」と話している。

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