【競泳】〝カツオ〟松元克央が200メートル自で優勝 タイム不本意も…成長実感

200メートル自由形を制した松元克央

競泳のジャパンオープン第2日(5日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル自由形は日本記録保持者の松元克央(23=セントラルスポーツ)が1分46秒82で優勝した。

トップを譲ることなくフィニッシュした松元はレース後「タイムは良くない」としながらも「自信がなくなるわけではなく、それだけ練習をよく積めているんだなということ」と振り返った。

2週間前の北島康介杯では、自身が持つ日本記録を更新する1分45秒13をマークし「確実に実力がついていることは証明できている」と成長を実感。また、今大会は練習量を落とすどころか追い込んだ状態で臨み「それだけ体が疲れているのも追い込めているから」と前向きに語った。

手応えを感じたのは年末年始ごろで「(練習で)1年前と同じようなことをやるけど、その時点でタイムが1年前より良かったので成長しているなと。そのへんから自信がついた」という。

また、内面にも変化があったことを明かし「(東京五輪が)延期になって何のために頑張れるか考えたら、目の前のことだけではなくコツコツ頑張れることを探した」。競技以外では英語に興味を持ち、1日1時間は勉強に励む。「引退しても英語が話せれば役に立つかなと」と話す。

4月の代表選考会に向けて「タイムを上げる自信はあるので、しっかり上げていきたい」と意気込む〝カツオ〟。2か月後、さらに進化した姿を披露するつもりだ。

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