競泳のジャパンオープン最終日(7日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル背泳ぎ決勝が行われ、ロンドン五輪同種目銀メダリストで日本記録保持者の入江陵介(31=イトマン東進)が1分56秒52で優勝。五輪の派遣標準記録を突破した。
入江は5日の100メートルでも優勝。この日のレースでも圧巻の強さを見せたが「もう少し早く泳ぎたかった。そんなに甘くなかった」と苦笑いを浮かべた上で「正直もう少しいけるかなと思った。やはり1本ってなったときに、まだまだ泳ぎのはめ方が下手なのかなと思う」と悔しさをにじませた。
とはいえ、練習は順調に進んでいるといい「距離的にもしっかり泳げているし、中身的にも非常にいい練習ができている。やっぱり1本ってなったときにどうしても力が発揮できていないので、今は我慢の時期だと思っている」と口にした。
東京五輪の代表選考会となる日本選手権(4月、東京アクアティクスセンター)に向けては「大人になるにつれて調整の難しさや大事さ、回復の大事さを知ることができた。ここからの2か月間、トレーニングは研ぎ澄ましたものになってくると思うので、楽しみ」とニヤリ。2か月後の一戦を前に、期待値は高まるばかりだ。