長崎県西海市大瀬戸町下山郷(約280世帯)の下山公民館の落成式が7日開かれ、住民らが完成を祝った。
旧公民館は旧大瀬戸町立雪浦中(1975年閉校)の建物の一部を移築したもの。老朽化が進んだため、同郷が市の補助や住民の寄付などを受け、約2100万円かけて建て替えた。
昨年7月に着工。旧公民館を解体し、手すりやスロープなどバリアフリー機能も備えた木造平屋約135平方メートルを新築した。昨年12月に完成したが、新型コロナウイルス感染防止のため式典は延期していた。
式には住民や来賓ら約50人が出席。杉澤泰彦市長は「地域活動、防災の拠点として期待している」とあいさつ。下山郷の坂口勝則行政区長(66)は「コロナ禍の中、無事に完成し、ほっとしている。地域のお年寄り、子どもたちが集う場として大切にしたい」と話した。
「地域活動と防災の拠点」 西海・下山公民館が落成 バリアフリー機能備え
- Published
- 2021/02/08 10:16 (JST)
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