蓮舫氏ら立民議員が〝白武装〟の「ホワイト猛抗議」に込めた意味とは?

普段から白基調の蓮舫氏だが10日に〝再武装〟する

立憲民主党の福山哲郎幹事長(59)は9日、国会内で会見を行い、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の〝女性蔑視〟発言を巡る自民党内の対応を批判した。

自民党の二階俊博幹事長(81)は、森氏の発言を受け、大会ボランティアの辞退が相次いでいる状況に関し「瞬間的」なこととし「落ち着いて静かになったら考え方は変わる」と発言。この日の会見では「特別深い意味はなかった」と説明している。

福山氏は森、二階両氏の発言について「五輪を成功させたいボランティアの人たちの思いを踏みにじったもので非常に残念です。国際社会からも非難の声が上がる中で、(森氏)自身が、ジェンダー平等に対する日本の考え方や日本の古さを世界に示した格好です」と話した。

森氏への抗議は国会でも始まっている。この日は立民の女性議員らが衆院本会議で、米国で女性の社会進出のシンボルとして知られる白のスーツ姿で登場した。

10日の参院本会議では、蓮舫氏(53)を始めとした立民の女性議員らが同じく白のスーツを着用。男性議員は白のハンカチーフか白いバラを持参で国会に出席し、森氏の発言に猛抗議を示すという。

異例ともいえる「ホワイト抗議」の狙いについて、福山氏はこう語る。

「(与野党を問わず)森氏に抗議のある方には呼びかけていきます。抗議の声が国会の中にもあるということを、国際社会に知ってもらうことは非常に重要だと思うし、声高に『辞めろ、辞めろ』ではなくて、ジェンダー平等の考えを日本に根付かすことが必要だと思います」

森氏や二階氏はこの「ホワイト抗議」にどうコメントするのか? 発言次第では、また大炎上し、〝真っ黒〟になりかねない。

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