ソフトバンクの大砲候補・リチャード内野手(21)が10日、シート打撃で豪快なアーチを放った。昨季リリーフで活躍した泉から左翼席中段に飛び込む滞空時間の長い一発。打った瞬間、誰もが柵越えを確信する当たりだった。
これには見守っていた小久保裕紀ヘッドコーチ(49)も納得の表情。ベンチに戻った120キロの巨漢砲に「リッチー、ナイスバッティング!」と声を掛けて称えた。
キャンプ初日から王貞治球団会長(80)の熱視線を独り占めにし、小久保ヘッドも大きな期待を寄せる未完の大器。スター性を感じさせる一発だった。