【新型コロナ】10日の神奈川、12人死亡 新たに176人感染確認

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で10日、新たに12人の死亡と10歳未満~90代の男女176人の感染が確認された。うち75人の感染経路が不明という。

 横浜市が死亡を確認した60~80代の男女6人のうち、80代の男女4人はそれぞれクラスター(感染者集団)が発生した高齢者施設の入所者だった。

 川崎市は都内に住む80代男性の死亡を確認した。1月20日に市内医療機関で陽性と分かり入院したが、その後、都内の病院に転院していた。

 県所管域では、平塚市の70代男性3人と大和市の70~80代の男女、計5人の死亡を確認。いずれも既往症があり、死因は新型コロナ肺炎だった。

 平塚保健福祉事務所秦野センター管内の病院では、20~70代の職員と患者計6人が新たに感染。同病院の感染者は9人となり、県はクラスターが発生したとみている。

 相模原市では、相模大野病院(同市南区)で職員3人、患者7人の計10人の陽性が判明。市はクラスターと認定した。

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 相模原市は10日、米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)所属とみられる米軍関係者1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

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