元J1名古屋のFWジョー 退団トラブルの罰金裁定に不服 CASに提訴へ

FWジョー

元ブラジル代表FWジョー(33=コリンチャンス)とJ1名古屋の退団を巡る争いは、まだ終わっていなかった。

加入1年目の2018年に24得点でJ1得点王に輝いたストライカーは、昨季途中に名古屋との年内契約を残しながら、4月以降チームの活動に参加せず、帰国して母国のコリンチャンスと契約。ジョー側は、契約を解除したとの認識だったが、名古屋側は契約は残っていると訴え、国際サッカー連盟(FIFA)に提訴する事態に発展した。その後、FIFAは昨年11月にジョーとコリンチャンスに340万ドル(約3億5600万円)の支払いを命じた。

しかし、ブラジル紙「グローボ」によると、ジョーはこの裁定に納得せず、今月末までにスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴する方針を固めているという。昨年4月に無断でブラジルへ帰国したことは懲罰の対象であるとしながらも、名古屋から契約を解除したとして金銭の支払いは発生しないという主張だ。記事では、ジョーの弁護士がCASでFIFAの裁定を覆せると自信を持っていると伝えているが、この争いはどのような結末を迎えるのか。

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