生涯学習、ネットでも 川崎の市民アカデミー、受講生募集

 市民向けの生涯学習講座「NPO法人かわさき市民アカデミー」が、4月から始まる2021年度前期講座の受講生を募集している。新型コロナウイルス対策として、オンラインでの講座も用意している。

 前期は美術、歴史、政治、経済、科学など幅広いテーマの全53講座・ワークショップを用意。そのうち29講座はオンライン受講も併設するほか、会場の定員を減らし、教壇にアクリル板を設置するなどの感染症対策を講じる。

 コロナ禍と日本の医療制度などについて社会的資本の観点から考える「社会的共通資本の考え方」や、宇野重規・東京大教授を講師に招いたワークショップ「民主主義の歴史と新型コロナ」など、最前線の講師陣によるタイムリーなプログラムがそろっている。

 同アカデミーは感染拡大の影響で昨年前期の講座が中止となったが、後期は約3割がオンラインで受講。アカデミーの担当者は「会場の感染対策もとっているので、事情に応じて受講してほしい」と話している。

 日程や受講料は講座によって異なるが、通常は全12回で1万7160円。申し込み不要の説明会を15日午後2時から、川崎市生涯学習プラザ(JR南武線武蔵小杉駅から徒歩約15分)で開催する。問い合わせは同アカデミー電話044(733)5590。アカデミーHPは「かわさき市民アカデミー」で検索。

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