巨人・八百板卓丸が自身2度目の支配下昇格! 苦労人は〝令和のイチロー〟目指す

新背番号51を披露した八百板(左)は原監督と笑顔

巨人の八百板卓丸外野手(24)が16日、支配下選手へ昇格した。

努力が報われた。2014年の育成ドラフト1位で楽天に入団すると、17年に支配下昇格。19年に戦力外となり、合同トライアウトを経て巨人と育成契約。昨季はイースタン・リーグで打率3割1分3厘の好成績を残すなど、猛アピールを続けていた。

真新しい背番号「51」のユニホームにそでを通すと、はにかんだ表情を見せて喜びを露にした八百板。原監督は「今回背番号51番を彼に背負ってもらうわけですけど、どこかにイチローに似てるように、イチローに一歩近づいてくれという願いも込めて51番を彼に背負ってもらおうということになりました」と「51」の大先輩であるレジェンドの名をあげ、八百板への大きな期待を口にした。

八百板にとっても、イチローは特別な存在だ。「僕もイチローさんに憧れて野球を始めましたし、この番号はいつかどこかで絶対付けたいなと思っていました。今回プロ野球で51番を付けたのは誇りに思います」と力強い口調。小さいころには「イチロー打法」を真似したともいうが、まずは「イチローさんを意識してそこを目指そうということではなくて、そこは自分らしくやっていくようにします」とコメント。苦労人が再び大きな一歩を踏み出した。

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