【大日本】王者・中之上が挑戦者不在のV1戦会見で怒り「河上の熱意が感じられずショック」

タイトルマッチへの意気込みを語る中之上

大日本プロレスのBJW認定世界ストロングヘビー級王者の中之上靖文(34)が、初防衛戦(19日、東京・後楽園ホール)で迎え撃つ河上隆一(32)に強烈なダメ出しだ。

17日に横浜市内で行われた会見では、まず挑戦者が出席していないことについて「ちょっと興ざめというか、熱意が感じられずショック。ガツガツにやり合いたいと思っていたが、彼にはその気持ちがないようなので、防衛戦は試合として成り立たないかもしれないですね」と怒りをにじませた。

そもそも河上が、1月の名古屋大会でBJW認定世界タッグ王座に戴冠後、勢いに任せて挑戦表明をしてきた時点から疑問を抱いていたようで「大日本のストロングってどうしても関本(大介)、岡林(裕二)という名前が出てくる。その上をいくのは難しいが、それを崩したいという中で、安易な感じで挑戦表明されると、そこを超えたくないのかなと思ってしまう。勝てないと思ったのか、堂々と勝負してほしかった」と語った。

自身は1月に激闘の末、岡林から王座を奪った自負がある。それだけに王者の目には、挑戦者が強敵を避けて、与し易しとみて挑んできたように映ったようだ。「分からせてやろうと思います。あなたは間違っていますよと」。V1戦で挑戦者にお灸を据える。

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