全九州高校新人ラグビー 20~22日・大分 長崎北陽台、長崎南山 冬に続く県勢2校全国出場を

トーナメント表

 ラグビーの第43回全九州高校新人大会は20~22日、大分県由布市の湯布院スポーツセンターグラウンドで行われる。各県新人大会上位2校の計16校が出場。5枠の全国選抜大会(3月24~31日・埼玉)出場権を懸けて熱戦を展開する。県勢は長崎北陽台と長崎南山がエントリー。両校ともに今冬の全国大会(花園)に続く全国切符獲得を射程に捉えている。
 九州大会は当初、20~24日に沖縄県沖縄市で開催予定だったが、沖縄県内の新型コロナウイルス感染状況などから「選手の安全確保に不安がある」として断念。大分県に場所を移して、短縮日程での開催となった。準決勝、決勝を取りやめ、準々決勝までを無観客で実施する。全国出場校は4強入りしたチームに加え、高校委員会が準々決勝敗退チームの中から1校を第5代表として選出する。
 長崎第1代表の長崎北陽台は、今冬の花園3回戦進出メンバーが多数残留。1月の県新人大会を圧倒的な強さで制した。FWはナンバー8勝矢、プロップ楳原、フランカー末吉、ロック白丸らを軸に接点に強い。バックスもSH川久保、SO大町、CTB本山ら、体を張れる選手がそろった。初戦の大分舞鶴戦を突破すれば、4大会連続(昨年は中止)の選抜切符獲得は濃厚だ。
 長崎第2代表の長崎南山も、花園経験メンバーを中心にチーム力を上げてきた。フッカー古澤、フランカー南里、ナンバー8吉田、プロップ桂木らFW陣は前に出る力を備える。バックスは山口、松﨑のHB団、俊足のWTB井上らが攻守の要。初戦の読谷(沖縄)戦で勢いをつけて、筑紫(福岡)-高鍋(宮崎)の勝者と対戦する準々決勝に臨みたい。

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