ダルビッシュが会見 パドレス初の世界一へ「皆がケガしなければ結果がついてくる」

ダルビッシュ

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は18日(日本時間19日)の練習後、オンライン会見に応じた。キャンプ2日目はキャッチボールのほか、ブルペンに入り、ほぼ全球種にわたり30球近くを投げた。

黄色いTシャツを着て会見の席についたダルビッシュは「あまり黄色は着ることないから変な感じは若干しますけど、格好いいなと思っています」とマスク越しに笑みを見せた。現在のコンディションは「まあまあです。痛いところは(オフの間も)ずっとなかったですし、今のところ順調だと思います。アリゾナに来てから体がちょっと疲れているというか、ばらけている感じはするので、(ブルペンでの)制球はいい方ではなかったですけど、まあ60点ぐらいですかね」と話した。

メジャーで今季から採用した低反発球の感触を聞かれると「ちょっとボールが大きく感じたりとか、ちょっと変な感じはするかもしれない。ただバッターが打ってるのを見てないのでわからないですけど、飛ぶよりか飛ばない方がピッチャーにとってはいいので」とそれほど気にならないようだ。

今季のパドレスは球団史上初の世界一を狙う。所属するナ・リーグ西地区にはワールドシリーズ2連覇を目指すドジャースが君臨している。「とにかくみんながケガをしないようにすれば結果がついてくると思うので、まずはあまり深いことは考えずに。ドジャースはいいチームですし、アリゾナ(ダイヤモンドバックス)もコロラド(ロッキーズ)とかもいますから、一試合一試合みんなで集中してできればいいかなと思います」と意気込みを語った。

今キャンプでのテーマは「今投げている小さめのスライダーだったり、縦に落ちるツーシームであったり、それを打者に試すのが楽しみです」と目を輝かせた。「カットボールに関してはいいですし、スライダーもすごくいいですし、カーブもいいので、そこら辺は全然心配してないです。それ以外は体調を整えていくだけなので」と自信たっぷりだった。

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