若いコーチ陣が結束!中嶋監督でオリックスが「ワンチ-ム」に

キャンプでは率先して動き回っている中嶋監督(左)

オリックス・中嶋聡監督(51)の評判が上々だ。宮崎キャンプでは若いコーチらが「中嶋さんのために」と結束を固めており、チーム関係者は「二軍監督時代にすごく慕われていた。“中嶋ロス”だったコーチがキャンプでともに練習できていることを喜んでいる。首脳陣みんなが監督のために…というムードがある」と話す。

何か気づいたことがあればコーチに任せるのではなく、自ら率先して動く。「言う時は自分で選手に言うし、周りから見れば手がかからない監督ですよ」(前出関係者)。キャンプでは選手個々の能力を把握することに余念がなく、瞬発力や運動神経をデータ化したものをタブレットに入れて収集。練習量も内容重視の効率型で長時間はやらせず、猛練習で知られる広島から水本ヘッドを招聘しても“中嶋流”は変わらないようだ。

ただ、出戻り助っ人のロメロと先発転向案が出ていたディクソンがまだ来日できておらず「2人はキャンプに間に合わないし、3月に来日できたとしても2週間の自宅待機期間を考えると開幕は厳しいかもしれない。特にロメロは絶対にやってもらわないといけない主軸なので心配です。他の若い選手を外野に当て込むしかない」の声も…。キャンプも終盤、指揮官の腕の見せどころだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社