イチゴやあんこなど 壱岐の食材でスイーツ作り

「アートどらやき」を作る参加者=壱岐市、一支国博物館

 バレンタインデーに合わせ、壱岐の野菜などでスイーツを作るワークショップがこのほど、壱岐市芦辺町の市立一支国博物館であり、家族連れら約20人がお菓子作りを楽しんだ。
 地元の食材に親しんでもらおうと同館が開き、新型コロナ対策で3密を避けるため、午前と午後の2回に分けて実施。日本酒の醸造過程で出た酒かすと牛乳などを混ぜ合わせ、長めに温めることでアルコールを飛ばし、子どもでも食べられるようにした「酒かすプリン」など2品を作った。
 「アートどらやき」では、ホットプレートに花や動物などの模様を小麦粉の生地で描き、その上に壱岐産のホウレンソウやニンジンをペースト状にして混ぜ込んだ生地を流し込んだ。2枚作り、間に壱岐産イチゴやあんこなどをトッピングして完成。会場は、酒かすの芳醇(ほうじゅん)な香りや甘い匂いに包まれた。
 市立盈科小3年の田坂日菜さん(9)は「お父さんに食べてもらいたい」と話した。

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