友人のように旅行者を案内 「トモダチガイド」に挑戦 長崎国際観光コンベンション協会主催

トモダチガイドの心得などについて学ぶ参加者と講師の畑山さん(右から3人目)=長崎市大黒町

 国内外の旅行者を友人をもてなすように案内する新しいガイドスタイル「トモダチガイド」の研修会が27日、長崎市内であり、市内外から20~60代の男女7人が参加した。
 研修は、長崎国際観光コンベンション協会が主催。「トモダチガイド」のスタイルを生かしたプロジェクトを各地で展開している鎌倉市の「Huber.」(ハバー)スタッフの畑山知美さん(32)が講師を務めた。
 午前の座学では、畑山さんが「旅行者のやりたいことに寄り添い、偶然やひらめきも大事にする。好きなものを共有するなど互いを知ることが大切」と説明。「一緒に歴史などを調べたり、坂道を上ったり、会話のキャッチボールを楽しみながら旅行者とのコミュニケーションを深めて」と呼び掛けた。
 午後は、旅行者役の米国人女性と諏訪神社や長崎歴史文化博物館などを訪れ、ガイドの様子を見学。28日の実地研修では、ガイド役に挑戦する。
 参加した諫早市多良見町の山田ゆりさん(28)は「型にとらわれず、気軽に自分らしく大好きな長崎を案内できるところが魅力」と感想を話していた。

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