【新型コロナ】宣言解除後のリバウンド危惧 川崎市長「緩めてはまずい」

福田紀彦・川崎市長(資料写真)

 首都圏1都3県で判断が迫る新型コロナウイルス緊急事態宣言を巡り、川崎市の福田紀彦市長は3日の定例会見で「警戒感を緩めてはまずい」と強調。仮に解除されれば、「かなり厳しい行動の協力を得られなければ、リバウンドの危険性は十分ある」と述べ、現状への厳しい見方を示した。

 市内の感染状況について市長は、「(新規感染者数が)下げ止まり、くすぶり続けているのが心配」と指摘。人の流れが増加傾向にある上、人が増える年度替わりを迎える点や変異株の問題を憂慮し、「楽観できる状況でない」とした。特に東京都の動向と連動しているとし、「より厳しめに見ておくことが自然な考え方だ」と述べた。

© 株式会社神奈川新聞社