新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内の新規感染者数が直近で増加し、感染状況を示す4段階のステージの1指標となる増加率（3日現在）が、ステージ3の基準内となった。
増加率に関するステージ3の基準は、直近1週間の新規感染者数が前週と比較して多いことで、前週比1.90倍（101.9％）となった。県によると1倍を超えるのは1月20日以来。
首都圏の1都3県で発令されている緊急事態宣言が再延長される見通しとなった今月3日、黒岩祐治知事は県内では6指標のうち病床の逼迫（ひっぱく）具合以外はステージ2以下の基準内とし、「先行して解除されたエリアと遜色ない」と述べていたが、2指標がステージ3の基準内に入ったことになる。
知事は4日、記者団の取材に「下げ止まりから再び上昇に向かっているようにも見える。大変用心しなければいけない状況だ」と語った。
