佐世保特支中学部「よさこい発表会」 東北被災地復興願い演舞

被災地復興を願い、元気いっぱいに踊る生徒たち=佐世保特別支援学校

 佐世保市竹辺町の県立佐世保特別支援学校(川副秀夫校長、260人)で11日、肢体不自由教育部門の中学部のよさこい発表会があり、生徒16人が力いっぱいの演舞を披露した。同日は東日本大震災から10年で、被災地復興の願いも込めた。
 昨年10月から授業の一環で、YOSAKOIさせぼ祭りの総踊り曲「がらぢう」を練習。発表会には法被をまとい、化粧をして臨んだ。本番前に担当教師が「東北に復興の願いが届くように笑顔で踊ろう」と呼び掛け、生徒たちは保護者らが見守る中、元気よく鳴子の音を響かせた。
 2年の上山神駕(こうが)さん(14)は「緊張したけど、楽しかった。復興のことも考えながら踊ることができた」と話した。大瀬佑陽(ゆうひ)さん(14)は「(新型コロナ禍で)行事が少なかったので、最後にみんなで踊れてよかった」と笑みを浮かべた。

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