【K―1】村越優汰が芦澤を完封宣言「何もさせない勝ち方をしたい」21日激突

公開練習を行った村越優汰(右)

立ち技格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.1」(21日、東京ガーデンシアター)で、芦澤竜誠(25)と対戦する村越優汰(26)が完封を予告した。

2017年12月に対戦した芦澤とのリマッチを迎える村越は、K―1ジム三軒茶屋シルバーウルフで公開練習を敢行。前回対戦では判定勝ちを収めており、今回の試合に向けても「コンディションはいつもと変わらず。めちゃめちゃいいわけでも悪いわけでもなく、ですね」と泰然自若だ。

公開練習では得意の蹴り技を封印し、右ジャブや左ストレートを中心に披露。対戦相手の芦澤は「3年前とは別人。自分は進化している」と繰り返しているが、村越も「自分は蹴りの選手だと思われているんで、パンチもあるというところも見せたい。特にジャブは試合展開を作るうえで大事になると思うので磨きをかけています。3年前と比べたら全体的にレベルアップしている」と話した。

2月9日に行われた対戦カード発表会見では、芦澤から「(村越の試合は)誰も会場が沸いてない。俺の試合を見て参考にしたほうがいい」と挑発された。これについて村越は「そのおかげで今回の試合が盛り上がって注目されている。そこでしっかり勝ってオイシイところをもらおうと思っています。芦澤選手の試合映像も見てますけど、3年前と変わった感じはしない。インタビューで『三日月蹴りをもらっても効かない』と言っていたんで、逆に三日月蹴りを入れてやろうかなと思います」と対抗心を燃やした。

さらに「あっちは調子に乗っているんで、あっちが押しているシーンを少しでも作ったりすると色々言われると思うんで、全体を通して相手に何もさせない勝ち方をしたい」と完封を宣言。「自分のいい流れになれば相手の攻撃をもらわないと思うんで、その中で倒せると思ったら倒しにいく。終わってみて相手が『何もできなかった…』と思うような勝ち方が理想です」と言い放った。

会見やインタビュー、公開練習でも互いに一歩も譲らなかった村越と芦澤。村越は宣言通りの圧勝劇で芦澤から勝利をもぎとるか?

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