元巨人監督の評論家・堀内恒夫氏(73)が18日、「畠世周」のタイトルで自身のブログを更新。17日の中日とのオープン戦(バンテリン)で2番手で登板し4回4安打3四球2失点(自責1)だった畠世周投手(26)について筆をつづった。
「畠は、なぜ打たれるか」と書きだした堀内氏は「前にもお話したが『気を抜く』ボールを投げるからだよ」「『強弱をつける』と『気を抜く』は意味合いが違う」と指摘した。
続けて「『気を抜く』言い換えれば『意識のない』ボール」「俺がいつも言うピッチャーが意識や意思のないボールを投げたら打たれるということ。畠がまさにそれ」とバッサリ切り捨てた。
もちろんここまで厳しく言うのは畠の素質を信じてのこと。堀内氏は「比べちゃいけないがあえて言わせてもらうとピッチャーとしての資質とすれば畠は戸郷よりいいものを持っていると俺は思っている」と菅野に次ぐ2番手に成長した戸郷より、評価は高いという。
それだけに「その資質が開花していないのがもったいなくて仕方がない」と嘆いた。さらに走者が出た時のフォームの違いを指摘すると「畠の場合焦りもあると思うんだ。そんな焦りの中で投げててもいいものは出てこないぞ」と心情を思いやると「いいじゃん、打たれたって(笑)」と背中を押した。
「打たれてもいいから焦らずドンと構えて」「自分のボールに自信を持って意思を持って投げてごらん。君は、いいピッチャーだよ。だからこそ結果を残せるように頑張ってほしい」と右腕へのエールで締めた。
OBからの愛のあるゲキに畠はどう応えるのか?