レッズの開幕投手はカスティーヨ 2019年以来2年ぶり2度目

日本時間3月20日、レッズのデービッド・ベル監督はカージナルスとの開幕戦(日本時間4月2日)にルイス・カスティーヨが先発することを発表した。カスティーヨは2019年にも開幕投手を務めており、2年ぶり2度目の大役となる。今年のオープン戦ではここまで2試合に登板(ともに先発)。5イニングを投げて1勝0敗、防御率0.00、被安打3、奪三振3、与四球3とシーズン開幕に向けて順調な仕上がりをアピールしている。

現在28歳のカスティーヨは昨季12試合に先発して70イニングを投げ、4勝6敗、防御率3.21、89奪三振を記録。打線の援護に恵まれない試合が多く、8月末の時点で0勝5敗、防御率4.10と苦しいシーズンになっていたが、9月11日(現地時間)のカージナルス戦で2安打1失点の完投勝利をマークするなど、9月は4勝1敗、防御率2.20と盛り返した。今年1月にはヤンキースへのトレード決定という誤報が拡散されるハプニングもあったが、レッズ先発陣の柱としてメジャー5年目のシーズンを迎える。

初めて開幕投手を務めた2019年は、勝利投手にはなれなかったものの、パイレーツを相手に6回途中まで被安打2、奪三振8、与四球3、失点1の好投。この年は4月の月間MVPに選出されるなど、前半戦で8勝3敗、防御率2.29の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たし、シーズン通算でも190.2イニングを投げて15勝8敗、防御率3.40、226奪三振というキャリアハイのシーズンを過ごした。今季はエースとしてこれを上回る活躍が期待される。

レッズは昨季の先発陣からトレバー・バウアー(ドジャース)とアンソニー・ディスクラファーニ(ジャイアンツ)が抜け、カスティーヨとともに先発の軸となるはずのソニー・グレイは背中を痛めて開幕に間に合うか微妙な状況。グレイが間に合わない場合は、カスティーヨ、タイラー・マーリー、ウェイド・マイリー、マイケル・ロレンゼン、テジェイ・アントーンの5人が開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

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