新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言解除を受け、神奈川県の黒岩祐治知事は22日の定例会見でリバウンド(再拡大)への警戒感を示した。「なんとかしてリバウンドを抑えていく必要がある。開放感に浸らないで、一人一人の感染防止対策の徹底をぜひお願いしたい」と呼び掛けた。
天候に恵まれた20日は、県内各地がにぎわった。知事は「気候が暖かくなり、桜がだんだん咲き始めると外に出たくなると思う」としつつ、「感染防止対策をしっかりすれば感染は広がらない」と指摘した。
県は感染防止対策として、県立公園や河川敷での飲食を伴う宴会の自粛を要請。花見シーズンを前に、桜の名所として知られる三ツ池公園(横浜市鶴見区)や津久井湖城山公園(相模原市緑区)など17公園で、宴会自粛を呼び掛ける看板を設置している。