巨人・渡辺恒雄主筆が約1年半ぶりに公の場 車いすで登場した理由は…

「出陣式」であいさつする渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆(代表撮影)

プロ野球開幕を4日後に控えた22日、巨人は東京都内のホテルで「出陣式」を開催し、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(94)がおよそ1年半ぶりに球団の公式行事に姿をみせた。

新型コロナウイルス対策を講じた上で、渡辺氏は原監督や首脳陣、主将の坂本ら一部の主力選手たちを前に車いすに乗って登場。「選手諸君も原監督をはじめ、ちょっとお会いした限りにおいては、どうも今年は優勝しそうな顔をしておられます。選手諸君は本当に自信をもって頑張って、断固優勝していただきたいとお願いするしだいであります。今日は長嶋さんもおいでいただき、しばらくぶりにお会いできて私自身は大変うれしいことでありました」と述べた。

また、車いすだったことに自ら触れ「ちょっと僕は今年の初めにひっくり返って、どこかで転がって足を痛めてちょっと不自由していたが、だいたいもう治ったんですが、まだ体調不良でみっともないところをさらして申し訳ない」と詫びを入れつつも、このままでは終わらない。

「まあ、(今秋の)祝勝会の時までにはピンピン治って、元気になって出てくるつもりでおります」(渡辺氏)。

渡辺氏が最後に球団行事に出席したのは2019年9月30日に開かれた「セ・リーグ優勝祝賀会兼クライマックスシリーズ激励会」。久しぶりの球団行事への参加でチームは一段と引き締まった様子だった。

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