Dバックスの先発右腕・ギャレンが右前腕側部の痛みで登板回避

昨季リーグ6位の防御率2.75をマークしたザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)は右前腕側部の痛みにより、日本時間3月23日に行われたアスレチックスとのオープン戦での先発を回避した。ギャレンによると、最初に違和感を覚えたのは同11日のマシン打撃で詰まったときだったという。投球時に違和感があるのはカーブを投げるときだけだったため、その後も2試合に登板していたが、シーズン開幕を10日後に控えたこのタイミングで離脱の可能性が出てきた。

現在25歳のギャレンはメジャー2年目の昨季、12試合に先発して72イニングを投げ、3勝2敗、防御率2.75、82奪三振の好成績をマーク。サイ・ヤング賞の投票では2ポイントを獲得し、カイル・ヘンドリックス(カブス)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)と並んで9位タイにランクインした。今年のオープン戦でもここまで4試合に先発して防御率2.13と安定したピッチングを披露。エース格へと成長した右腕が離脱することになれば、ダイヤモンドバックスにとって大きな痛手となる。

トーリ・ロブロ監督は「聞きたくないニュースだ」と落胆した様子を見せつつも、「このニュースを甘く考えたり、大丈夫だと言ったりするつもりはない。しっかり検査を受けさせて、今後の最善の方法を考えたい。今はまだ詳細な情報がないからわからない」と慎重な姿勢。ギャレンは「まだ全ての情報が出揃っていないから何とも言えないけど、(違和感が発生したあとに)2試合に登板できたのは間違いなくポジティブなことだと思う。(カーブ以外の)他の球種は問題なく投げることができているからね」と前向きにコメントした。

ダイヤモンドバックスはまだ開幕投手を発表していないが、開幕ローテーションを担う5人はギャレン、マディソン・バムガーナー、メリル・ケリー、ケイレブ・スミス、ルーク・ウィーバーでほぼ確定。ギャレンが離脱する場合は、テイラー・クラークとテイラー・ワイドナーの2人が代役の最有力候補になるとみられている。

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