ジャイアンツの開幕投手はクエイトとゴーズマンによる争い

ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督によると、今季の開幕投手はジョニー・クエイトとケビン・ゴーズマンの2人に絞られたようだ。日本時間3月23日、両者は今春初めて同じ日に登板。ゴーズマンがホワイトソックスとのオープン戦に登板した一方、クエイトは紅白戦で投げた。両者ともシーズン開幕までにもう1試合ずつ登板する予定となっており、キャプラーはその結果を見てから開幕投手を決定することになるかもしれない。

今春はクエイトが登板した翌日にゴーズマンが投げるというスケジュールが続いていた。よって、クエイトが先発1番手として開幕投手を務め、ゴーズマンは先発2番手として開幕を迎える可能性が高いとみられていた。しかし、日本時間3月23日は紅白戦とオープン戦に分かれて、両者が同じ日に登板。長年エースとして活躍してきたクエイト、現時点のエース格であるゴーズマンの両者が日本時間4月2日のマリナーズとの開幕戦に先発可能な状況となっている。

この日、ホワイトソックスとのオープン戦に先発したゴーズマンは4回途中までに2本塁打を含む7安打を浴び、4失点と今一つのピッチング。登板後、「今日はフラストレーションのたまる試合だった」と苛立ちを隠さなかった。「今春はずっと今日より良いピッチングができていた。でも、シーズン中には今日みたいな試合もある。そういう試合を乗り越えていかないといけない」と語った。

一方のクエイトは紅白戦に登板して約80球で5イニングを投げた。目立ったピンチもなく、キャプラーは「今日のクエイトは5イニングを投げてとても良かった」と高評価。ゴーズマンとの開幕投手争いで一歩リードした。もしクエイトが開幕投手に選ばれると、昨季に続いて2年連続となる。

昨季の成績ではゴーズマンに分があり、クエイトは12試合に先発して63.1イニングを投げ、2勝3敗、防御率5.40、56奪三振。ゴーズマンは12試合(うち10先発)に登板して59.2イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.62、79奪三振をマークした。なお、開幕前の最終登板はクエイトがオープン戦、ゴーズマンは紅白戦となる見込みだ。

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