【ドバイWCデー】チュウワウィザード&クロノジェネシスが現地で追い切り

ドバイシーマクラシックに出走するクロノジェネシス

ドバイのメイダン競馬場で27日に行われるドバイワールドカップデーに出走する日本馬2頭が追い切った。

ドバイワールドカップ(GI・ダ2000メートル)に出走予定のチュウワウィザード(牡6・大久保)は戸崎圭が騎乗してダートコースでの追い切り。戸崎圭は「今日の指示は、これまでにある程度やっているので、普通にゆったりめで入って基本的には任せるという感じでした。少し伸ばす感じで、気持ちよく走らせるイメージで騎乗しました」とコメント。

手応えについては「前回のサウジアラビアの時よりも行きっぷりが良く、状態の良さといい意味での前向きさが感じられます。前走も状態が悪いわけではなかったのですが、今回の方が気持ちの面で上がっているかなと思いました。今回改めて距離も延びますし、2ターンなので期待しています」と語った。

また、ドバイシーマクラシック(GI・芝2410メートル)に出走予定のクロノジェネシス(牝5・斉藤崇)は北村友が騎乗して芝コースで追い切られた。北村友は「指示は3角からスピードアップし、そんなに強い負荷はいらないので、リラックスして直線で身体を使えるようにとのことでした」。現地の馬場については「初めてメイダンの芝で騎乗し、もっとクッションが利いているかと思っていましたが、想像よりも硬かったです。地盤がしっかりしている感じで、芝はいいコンディションだと思います。この硬さはクロノジェネシスにとって問題ないと思います」と感触を語った。

また、クロノジェネシスの状態については「初めての飛行機による輸送にもかかわらず、いい状態でもってこられて、この馬のタフさやメンタルの強さを実感して、すごいと思いました。こちらでは普段も厩舎では穏やかで、リラックスして過ごしています」。その上で「ゲート練習やゲートボーイに関しては、これから相談したいと思います。私自身も初めての海外なので、クロノジェネシスと初めて同士、頑張りたいと思います」とコメントした。

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