アストロズが先発右腕・マカラーズJr.と5年8500万ドルで契約延長

日本時間3月25日、アストロズがランス・マカラーズJr.と5年8500万ドルで契約を延長することで合意に達したことが明らかになった。マカラーズJr.は今季終了後にFAとなる予定だったが、「ヒューストンは僕が居たい場所だ。ここが僕のホームだからね」と契約延長を希望していた。アストロズでは今季終了後にFAとなるカルロス・コレアもシーズン開幕までに契約を延長することを希望しており、その動向が注目されている。

現在27歳のマカラーズJr.はトミー・ジョン手術により2019年を全休したものの、昨季は11試合に先発して55イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.93、56奪三振と復活。今季も先発ローテーションの一角として期待されている。

メジャー5年間で通算94試合(うち91先発)に登板して32勝25敗、防御率3.70を記録。2017年にオールスター・ゲーム初選出を果たし、翌2018年には自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークしているが、故障が多く、130イニング以上を投げたシーズンは1度もない。5年8500万ドルの契約に見合う活躍をするためには故障を減らし、健康にプレーすることがポイントとなる。

ちなみに、2017年のワールドシリーズ制覇を経験したメンバーのうち、現在もアストロズに在籍しているのはユリ・グリエル、ホゼ・アルトゥーベ、コレア、アレックス・ブレグマン、フランシス・マルテス、マカラーズJr.の6人だけ。今オフはFAとなったジョージ・スプリンガーを引き留められず、スプリンガーは6年1億5000万ドルの大型契約でブルージェイズへ移籍した。

アストロズがシーズン開幕前に主力選手と契約を延長するのは珍しいことではなく、2018年3月にアルトゥーベと5年1億5100万ドル、2019年3月にはブレグマンと5年1億ドルで契約延長。なお、アルトゥーベとの契約は球団史上最高額の契約となっている。

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