毎年7月に神奈川県平塚市内で開催され、日本三大七夕祭りに数えられる「湘南ひらつか七夕まつり」について、同まつり実行委員会は26日、今年の開催を中止すると発表した。代替イベントを開くという。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮したためで、通常開催での中止は2年連続となった。
平塚商工会議所役員や地元商店主ら25人でつくる実行委員会は同日開いた会議で、通常開催の見送りを決定。ただ、七夕まつりの雰囲気を伝える企画や商店街の活性化策を求める声が上がり、「湘南ひらつか七夕まつり2021」と題した代替イベント開催を決めた。
代替イベントは7月ごろに行う予定で、竹飾りや各種催しを検討している。市は開催時期に合わせ、プレミアム率20%の電子商品券を販売する予定という。
会議後の記者会見で、実行委の福澤正人委員長は「とても従来通り開催するわけにはいかないが、何らかの形で来年につなげたい」と説明。実行委会長を務める落合克宏市長は「残念。来年はコロナ禍からの復興を懸けてできれば」と話した。