県議補選諫早市区 千住氏、坂口氏当選 投票率58.43%

 新人4人が立候補した県議補選諫早市区(被選挙数2)は28日投票が行われ、即日開票の結果、元同市議の千住(せんじゅう)良治氏(48)=自民推薦=、前同市議の坂口慎一氏(41)=自民公認=の自民2人が初当選した。
 中学野球部などで指導してきた千住氏は教育環境の整備、民間のノウハウや人材を生かした「公民連携」によるまちづくりなどを主張。前回市長選に出馬した知名度を生かしながら、元教え子らも中心になって支援の輪を広げた。坂口氏は若さをアピールしながら、長崎県の人口減を踏まえ、「強い産業で豊かな地域社会をつくる」などと“豊かさ”をキーワードに論戦を展開。知名度不足や準備の遅れも懸念されたが、地盤の高来町などを足掛かりに票を積み重ねた。前同市議の松永秀文氏(42)=無所属=、共産党県中部地区委員会県政対策委員長の本山敏彦氏(59)=共産公認=は届かなかった。
 投票率は58.43%(男56.75、女59.90)=市選管調べ=。

 ▽県議補選諫早市区開票結果(選管最終)
当28077 千住 良治 自新
当21164 坂口 慎一 自新
  8350 松永 秀文 無新
  5348 本山 敏彦 共新


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