「40代コンビ」に吉報 千住さん、坂口さん歓喜 県議補選諫早市区

当選祝いのケーキを受け取り笑顔の千住さん=28日午後10時47分、諫早市上町の選挙事務所(左) 初当選を果たし花束の祝福を受ける坂口さん=28日午後10時59分、諫早市八天町の選挙事務所(右)

 新人4人が激しい選挙戦を繰り広げた県議補選諫早市区は、いずれも自民新人で市議時代、同じ会派で活動した千住(せんじゅう)良治さんと坂口慎一さんの「40代コンビ」が、初当選を飾った。「当選確実」の一報が届くと、二人の事務所は「県議会にフレッシュな風を」と歓喜の声で沸いた。
 千住さんは同市議を1期務めた後、2017年3月の同市長選で落選。4年間の“浪人生活”は「何度もくじけそうになった」。政治の道を諦めようと思い悩んだ時、指導していた中学野球部の元教え子や同級生らが背中を押してくれた。
 今回も教え子や保護者たちが“手作り選挙”で支えた。会員制交流サイト(SNS)で活発に活動を発信し、トップでゴール。「スタートラインに立ったばかり。“いさはや愛”を胸に、頑張りたい」
 「高来町から半世紀ぶりの県議を」の声に後押しされた坂口さん。念願を果たし、支持者と喜びを分かち合った。
 2期を務めた市議時代、「政策通」で知られる一方、本県と佐賀県を中心にブランドミカンなどの販売を手掛ける会社社長の顔を持つ。「愚直に政策を実現すべく、県政の場でしっかり働いていきたい」と気を引き締めた。


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