平戸市消防署、生月出張所が完成 訓練施設を併設

平戸市消防署生月出張所新庁舎の完成を祝いテープカットする関係者=平戸市生月町

 平戸市生月町の同市消防署生月出張所の落成式が24日あり、黒田成彦市長ら関係者約40人が新庁舎の完成を祝った。
 同出張所旧庁舎は、1974年度に開設。老朽化が進み、耐震基準を満たしていないことから隣接地を購入し移転した。新庁舎は鉄骨平屋で、延べ床面積336平方メートル。個室の仮眠室、会議室などを備え、総事業費は2億2000万円。同市消防署の出張所で初めて訓練施設を併設した。
 式に先立ち、黒田市長、本山繁治市消防長らがテープカット。黒田市長が「住民が安心して暮らせるようになる拠点ができた。消防職員は住民の信頼に応える努力を望む」と式辞を述べた。式の後、同出張所配属の消防署員が、火災現場で逃げ遅れた住民の救出を想定した訓練を披露した。

© 株式会社長崎新聞社