「1Teamで戦う」巨人・原監督〝非常事態〟での勝利に思いを新た

勝ち越しのタイムリーを打った広岡を迎える原監督(左)

巨人の原辰徳監督(62)がコロナ禍を跳ねのけての逆転勝利に思いを新たにした。

4日のヤクルト戦(東京ドーム)前、PCR検査で陽性となった丸佳浩外野手(31)、中島宏之内野手(38)に要再検査の若林晃弘内野手(27)の3選手。さらに接触時間が長かった亀井善行外野手(38)、増田大輝内野手(27)、北村拓己内野手(25)の計6選手がNPB「特例2021」に基づいて登録抹消となった。

さらに試合後にはスタメン発表後、試合直前に急きょメンバーを外れたウィーラー外野手(34)が、この日の球団によるPCR検査で陽性となったと発表された。

チーム内に動揺が走るなか、代打・広岡の決勝打など〝代役〟の活躍で2―1の逆転勝利。指揮官は「どういう状況になっても我々は前を向いて戦う。今年、1Teamというものをね、スローガンとして掲げて、戦っているわけですから」と強調すると、最後まで勝利を諦めなかったGナインに「動ずることなく、1Teamで戦うという気持ちをまた新たに強く持つということでしょうね」とうなずいた。

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