第65回大阪杯(阪神芝内2000メートル)は、4番人気のレイパパレ(牝4・高野)が後続に4馬身差の逃げ切り勝ち。2着には伏兵のモズベッロが入る波乱の決着になった。
直線でしぶとく脚を伸ばすのは同馬の真骨頂。価値のある銀メダルを獲得したのはモズベッロだ。宝塚記念3着の実績があるにもかかわらず、6番人気という低評価に反発する意地の走りだった。
「ゲートがもうひとつで後ろの位置になったけど、コントレイルの後ろでいい感じに進めることができた。4角手前でこちらのほうが先に手が動くのはいつものことで、そこからジリジリと伸びてくれた。馬場が味方したとはいえ、地力のあるところを示してくれたね」とは前出の宝塚記念以来のタッグで、またしても激走を呼び込んだ池添。してやったりの表情でレースを振り返った。