マンチェスターCが190億円超の赤字発表 ハーランド取りに影響か

ハーランド(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーは6日に年次決算を発表し、2019―20年シーズンに1億2600万ポンド(約191億5000万円)の赤字を計上した。

マンチェスターCは、新型コロナウイルスの影響で、欧州チャンピオンズリーグ(CL)を主催する欧州サッカー連盟(UEFA)からの放映権料で1800万ポンド(約27億1000万円)、イングランド・プレミアリーグの放映権料4400万ポンド(約66億4000万円)を失ったほか、年間シートの払い戻しなど、全体の収入が11%も減ったという。

また、今回発表された報告書は2020年6月末まで。ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに4500万ポンド(約60億4000万円)で売却したMFレロイ・サネ(25)の移籍金は含まれていないなど、計上されなかった収入を加えれば、プラスになっていると見積もっている。

マンCのカルドゥーン・アル・ムバラク会長は公式ホームページで「基本的に強力で、献身的な株主と重要な資産を持ち、1世紀以上の歴史に基づいて慎重に構築された事業がある」とし「長期的なアプローチは、COVID―19(新型コロナウイルス)の継続的な影響に対して最も脆弱な収入の流れに完全に依存していないことを意味します」とし、クラブの健全経営を強調した。

とはいえ、190億円超の赤字はクラブにとって深刻な問題。今夏に噂されるドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の獲得にも影響は必至だ。

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