日本中央競馬会(JRA)は10日、厩舎関係者ならびに騎手が持続化給付金を不適切に受給していた問題で、検証結果と処分を発表。騎手の対象者13人には日本騎手クラブから「戒告」の処分が科された。
武豊・日本騎手クラブ会長「今回の給付金事案について13名の者が当給付金の申請および受給をしておりました。今回の事案による不適切な申請・受給をしていた当該騎手については、日本騎手クラブの規定に抵触するとして『戒告』の処分を科すこととしました。今後は騎手としてだけでなく、社会人として責任を持った行動・判断をしていくよう、騎手全員に対しても厳重注意を致しました。競馬サークルの社会的信用を一日でも早く回復することが、今の我々の責務であると考えております。以後このようなことがないよう努めてまいりますので皆さまのご理解、ご支援を今後ともよろしくお願い致します」
今後は、コンプライアンス強化を目的とした講習会について定期的に実施することも予定しているという。あわせて、JRAから騎手への処分として、競走担当理事による厳重注意が1人、栗東または美浦トレーニングセンター場長による厳重注意が12人と発表された。