【13日】長崎県内で変異株3人確認 5市町6人新たにコロナ感染

13日発表の市町別感染者数(左)、 新型コロナウイルス感染者の入院状況(12日午後7時現在)

 長崎県は13日、県内の新型コロナウイルス感染者3人から、従来より感染力が強いとされる英国由来の変異株を確認したと発表した。県内の変異株感染は計5人となった。県と長崎、佐世保両市は同日、新たに県内3市2町で計6人の感染を確認したと発表。ワクチンを接種した医療従事者3人には副反応疑いの症状が判明した。
 変異株が確認されたのは、4日までのスクリーニング検査で疑いがあった13人のうち3人。国立感染症研究所の検査で確定した。
 新規感染者のうち、諫早市の10代男性と東彼東彼杵町の年代、性別、職業非公表の2人の計3人は、いずれも11日に感染が分かった同町在住者の濃厚接触者。これまでに関連で計11人が陽性となったが、1カ所での感染拡大ではなく、県はクラスター(感染者集団)ではないとみている。
 西彼時津町の50代女性は感染経路不明。長崎市の40代男性会社員は2週間以内に県外移動歴と県外感染者との接触があった。佐世保市の40代男性会社員も仕事で県外へ出ていた。
 ワクチンの副反応疑いは30~50代女性3人。筋肉痛や不整脈、首の痛みなどの症状が出たが、入院せずに回復した。

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