今年亡くなったメアリー・ウィルソンが生前計画していた1979年のソロアルバムの拡張版が初配信

Photo: Courtesy of Mary Wilson Enterprises

メアリー・ウィルソン(Mary Wilson)のソロ・デビュー・アルバムが、初めてデジタル・プラットフォームで2021年4月16日に配信された。2021年2月8日に急逝したシュープリームスのオリジナルメンバーであるメアリー・ウィルソンは生前、1979年にモータウンから発売されたソロ・デビュー・アルバムのデラックス・エディション『Mary Wilson: Expanded Edition』の発売を心待ちにしていた。

メアリー・ウィルソンは、自分のソロ・レコーディングの所有権を保持しており、世界中の多くのファンのために、このアルバムをはじめとする様々なものを新たに提供したいと考えてた。『Mary Wilson: Expanded Edition』は、8曲のボーナストラック(4曲は未発表曲)と、ガス・ダジョンのプロデュースによるアルバムの続編として録音された曲を含む、彼女のソロアルバムを新たに編集したものとなっている。

アルバムのリード・シングル「Why Can’t We All Get Along」は、リチャード・デイビスのプロデュース、ジェネラル・ジョンソンやグレッグ・ペリーとの共同作曲で「Bring The Boys Home」で大成功を収めたアンジェロ・ボンドとの共作の新曲となっている。

メアリー・ウィルソンは、ソロデビュー時のレコーディングに思い入れがあり、このアルバムの発売を心待ちにしていた。生前にはYouTubeに短い動画を投稿しており、下記のようにコメントしていた。

「ユニバーサルとの仕事の進め方がようやく決まり、メアリー・ウィルソンの新譜をリリースしてくれることになりました!」

「発売されなかった素晴らしい4曲でした……それ以外にも、びっくりするような新曲もあります……私に賛同し、この実現に協力してくれたユニバーサルに感謝します」

Written By Will Schube

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メアリー・ウィルソン『Mary Wilson: Expanded Edition』
2021年4月16日発売

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