エムケイ商事 大臣賞 飼料米活用し豚肉に高付加価値

第4回飼料用米活用農作物ブランド日本一コンテストで農林水産大臣賞を受けたエムケイ商事の黒木守春社長(右)ら

 養豚や米卸を行っている都城市のエムケイ商事(黒木守春社長)は、第4回飼料用米活用農作物ブランド日本一コンテスト(日本養豚協会主催)で農林水産大臣賞に輝いた。
 1995年に設立し、2014年から飼料米を20%添加した独自配合飼料で肉豚を生産している。17年4月に「エムケイさんちのお米豚」として商標登録し県内外の店舗や飲食店へ豚肉を販売。市のふるさと納税返礼品にもなっている。現在は自社と県内外の契約31農家で480トンの飼料用米を生産して年間を通じた供給量を確保するとともに、母豚800頭を市内外の5カ所に所有し毎月1600頭ほど出荷している。
 コンテストは耕種、畜産農家の連携により、飼料用米を活用した畜産物の高付加価値化を実践している畜産事業者らを表彰するもの。全国から21件の応募があり最高賞に輝いた。
 16日には黒木社長ら4人が市役所を訪れ池田宜永市長に受賞を報告。黒木社長は「持続可能な地域循環型農業を実践し、食料自給率向上の一役を担いたい」と語った。

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