松浦特産 キンショーメロン初出荷 高い糖度 「出来は上々」

箱詰めされたキンショーメロンをチェックする生産者ら。今年は大ぶりで糖度が高いメロンに仕上がった=松浦市星鹿町

 長崎県松浦市の特産品の一つ、キンショーメロンの初出荷が26日、同市星鹿町のJAながさき西海牟田集荷所であり、生産者らが箱詰めして長崎、佐世保両市内の青果市場に発送した。
 市が地域のナンバーワンやオンリーワンの産品から認定した「松浦の極(きわ)み」12品の一つ。4月下旬から5月中旬が旬で、すっきりした甘さとシャキシャキとした食感が特長。
 同市御厨・星鹿地区、平戸市田平地区の農家5戸が53アールで栽培している。JAながさき西海松浦メロン部会(辻邦彦部会長)は期間中、約10トンを出荷予定。
 26日、出荷前に生産者やJA関係者が色味や形、傷の有無などを確認する目揃(ぞろ)い会があり、大きさ別に丁寧に箱詰めし、150ケース(約750キロ)を送り出した。辻部会長は「昼夜の寒暖差で糖度が高いメロンに仕上がった。実も大ぶりで出来は上々」と話した。
 同部会は5月2日午前9時~午後4時、松浦市志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」前で「キンショーメロンまつり」を開く。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で中止になっており、2年ぶりの開催。手ごろな価格で販売し、売り切れ次第終了する。問い合わせは同部会(電0956.72.1144)。

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