元気に泳げ!こいのぼり 2年ぶり 時津・久留里ダム

元気に泳ぐこいのぼり=久留里ダム

 もうすぐ「こどもの日」。長崎県西彼時津町の久留里ダムでは赤、黒など大小さまざまなこいのぼりが元気よく泳ぎ、町民らの目を楽しませている。5月9日まで。
 地元の久留里公民館が、家庭で使われなくなったのぼりを譲り受け2002年に始めた年中行事。昨年は新型コロナウイルス感染拡大を受け中止したが、今年は子どもの健やかな成長を願うとともに地域の人を元気づけたいと実施に踏み切った。
 ダムを横断して約40匹が掲げられ、最も大きいものは長さ約6メートル。風をはらみ、そろって泳ぐ姿と新緑のコントラストが美しい。3歳の息子と訪れた近所の女性(28)は「家の中に小さいのぼりを飾っているが、本物を近くで見られて子どももうれしそう。ありがたい」と話した。

 


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