【7日】長崎県内コロナ59人感染 長崎市の理容店でクラスター 壱岐は「フェーズ4」に

7日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(6日午後7時現在)

 長崎県などは7日、県内で新たに59人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市の理容店でクラスター(感染者集団)が発生。壱岐市で4人が感染した。県は壱岐医療圏の専用病床確保のフェーズを「2」から最も高い「4」に引き上げ、10床から21床に拡充した。
 長崎市の新規感染者は36人。銅座町の「のびる理容銅座店」では1人の陽性が分かり、従業員計5人のクラスターとなった。4月20日~5月1日に利用し心配な人に対し、市は市保健所に連絡するよう呼び掛けている。
 このほかのクラスター関連では、同市の製造業事業所で2人、同市のカラオケ喫茶で3人をそれぞれ確認した。同市の田上病院で新たに1人が判明し、感染者は計45人に。諫早市の横尾病院でも新たに入院患者1人が感染し、計29人となった。
 長崎市の複合商業施設「メルカつきまち」は5日に利用した人の感染が判明したと公表。6日に臨時休館して消毒し、7日から通常営業に戻した。関係者は全員陰性だった。
 九州管区警察局県情報通信部は県警本部に勤務する50代男性職員が、国土交通省九州地方整備局は長崎河川国道事務所の職員がそれぞれ感染確認されたと発表した。どちらも長崎市在住。
 佐世保市では10代女子学生を含む6人の感染を確認した。


© 株式会社長崎新聞社