秋山復帰戦でレ軍・マイリーが今季4人目のノーヒッター

【レッズ3-0インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

レッズの秋山翔吾が今季初出場を果たした試合でレッズ先発のウェイド・マイリーが早くも今季4人目となるノーヒッターを達成した。レッズでは2013年7月2日(現地時間)のホーマー・ベイリー以来8年ぶり、球団史上17度目の快挙。5月7日(現地時間)までに4度のノーヒッターが達成されるのは、5月5日に4度目のノーヒッターが達成された1917年以来104年ぶり、メジャー史上2度目のことである。

マイリーはカルロス・ロドン(ホワイトソックス)、ジョー・マスグローブ(パドレス)、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)に続いて今季4人目の快挙を達成。ミーンズのノーヒッター達成から2日しか経っておらず、これは1990年6月29日(現地時間)にデーブ・スチュワートとフェルナンド・バレンズエラが同日ノーヒッターを達成して以来の最短スパンである。試合は両軍無得点のまま9回に突入したが、9回表にレッズが3点を先制。マイリーはその裏を三者凡退に抑え、114球を投げて奪三振8、与四球1という内容で快挙を成し遂げた。

ハムストリングの故障で開幕から故障者リスト入りしていた秋山は「9番・左翼」でスタメン出場。3回表の今季初打席は遊撃アメッド・ロサリオのエラーで出塁したが、5回表の第2打席はサードゴロ、8回表の第3打席はショートゴロに倒れ、3打数0安打に終わった。また、守備機会は6回裏二死1・2塁のピンチでジョーダン・ループロウのレフトライナーを処理した1度だけだった。

なお、インディアンスは今季すでにロドンにもノーヒッターを達成されており、早くも今季2度目の被ノーヒッター。1シーズンに2度のノーヒッターを達成されたチームは2019年のマリナーズ以来であり、開幕31試合で2度のノーヒッターを達成されるのは史上3チーム目の屈辱となった。

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