長崎OMURA室内合奏団 5月21、22日に定期演奏会 長崎、大村両市で ライブ配信も実施

長崎OMURA室内合奏団定期演奏会のチラシ

 大村市を拠点に活動するプロの室内オーケストラ「長崎OMURA室内合奏団」は5月21日に長崎市、22日に大村市で、定期演奏会を開く。「近代・ロマン派の作曲家達」と題し、バラエティー豊かな音楽表現を届ける。
 フルオーケストラでの定演は2年ぶり、団員35人が出演。オープニングは、戦後日本の音楽の土台をつくったといわれる芥川也寸志(やすし)(1925-89)の代表作「弦楽のための三楽章(トリプティーク)」。他に、プロコフィエフがハイドンの技法を基に作曲した「古典交響曲」、メンデルスゾーンの「交響曲第1番」を演奏する。
 同合奏団ではこれまでモーツァルトやベートーベンら古典派の楽曲を多く演奏してきたが、今シーズンから、和声やリズムがより複雑な近代・ロマン派の楽曲にも挑戦していく方針。同合奏団の村嶋寿深子芸術監督(85)は「新型コロナ禍の中でも、前向きに次のステップを目指す団員らの姿を見てほしい」とPRしている。
 21日は午後7時から長崎市魚の町の市民会館大ホール。22日は午後2時から大村市幸町のシーハットおおむら・さくらホール。チケットは全席指定で前売り大人3500円、大学生以下千円。当日はいずれも500円増し。チケットぴあなどで販売中。未就学児は入場不可。会員制サイトでの有料ライブ配信も行う。
 問い合わせは同合奏団事務局(電0957.47.6537、平日午前9時~午後5時)。

 


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