「小池百合子知事は突然、五輪中止をいい出すことはないですね」蓮舫氏が菅首相に”反則”質問投下

蓮舫氏

立憲民主党の蓮舫氏(53)は10日の参議院予算委員会で、東京五輪パラリンピック開催に突き進む菅義偉首相(72)に対し、東京都の小池百合子知事(68)に関するキツイ質問をぶつけた。

蓮舫氏は菅首相の緊急事態宣言延長を受けて政府の新型コロナウイルス対応、五輪開催などの問題点をいくつも挙げた。

「(五輪が)無観客になった場合は、900億円の収入がなくなります。五輪開催は一度、立ち止まるべきだと思う。菅総理が五輪開催を見直さない姿勢はよくわかりましたが、(五輪)主催都市である東京都の小池知事が突然、中止を言い出すことはないですよね」

菅首相は「私は答える立場にありません」と答弁。蓮舫氏は「(小池氏が中止の)判断をされたら、国際オリンピック委員会(IOC)に賠償免責されますよ。その部分のお金は、東京都が払えないと国が払うことになります。(菅首相が)答える立場にないとは、私は思いません」と指摘した。

最後は「(政府に)国民の命を優先してほしいと言いましたけれども、オリンピック選手も日本に来られるのであれば、その健康を守る姿勢は、私たちも思っている。しかし是非(五輪開催の)見直しを考えていただきたい」とした。

永田町関係者は「蓮舫氏が菅首相に小池氏について質問することは事前に通告していなかった。菅首相の表情は不機嫌そうだった。小池氏の部分の質問は反則ですからね」と振り返った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社