【11日】変異株疑い94%  長崎県内 直近1週間のコロナ感染者

 長崎県は11日、直近1週間の新型コロナウイルス感染者に実施したスクリーニング検査で、94%に感染力が強いとされる変異株の疑いがあると発表した。
 9日までの1週間で確認した陽性者364人中、初発事例など128人を検査。このうち120人に変異株の疑いがあった。
 スクリーニングは3月中旬の検体から実施し、疑いの割合はほぼ毎週増加。これまでに計554人を検査し80%の443人に疑いがあり、うち88人が英国由来の変異株と確定している。
 県は医療従事者ら約6万4千人のワクチン優先接種の進捗(しんちょく)状況も公表。9日時点で1回目を終えたのは68.7%、2回目は31.2%だった。
 9日までの2週間で接種後に副反応疑いの症状があったのは65人。うち男性は7人、女性は58人。年代別では10代4人、20代17人、30代15人、40代19人、50代8人、60代2人だった。4人が吐き気などで入院したが、いずれも翌日または2日後に回復し退院した。今後、国の専門家が接種との因果関係を評価する。


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